プロが実践する「絶対に外さない」動画企画の4つの鉄則
はじめに、最も重要な心構えをお伝えします。
販促動画は「綺麗な映像作品」ではありません。
それは、ビジネスの目的を達成するための「たった数十秒でお客様の心を動かす、強力なプレゼンテーションツール」です。
なんとなくカッコいい動画を作っても、1円の売上にも繋がりません。
私たちプロは、制作会社に依頼する前の「企画段階」で、必ず以下の4つの急所を押さえているのです。
1. すべての判断基準は「たった一つのゴール」
撮影や編集の話をする前に、私たちは徹底的に「この動画で、視聴者にどうなってほしいのか?」というゴールを、たった一つだけ設定します。
あれもこれも伝えようとする動画は、結局何も伝わらずに終わるからです。
【プロが必ず設定するゴールの例】
- 認知度向上: 「とにかく社名(商品名)を覚えてほしい」
- 興味喚起: 「面白そうな会社だ、もっと知りたいと思わせたい」
- 商品理解: 「この商品のすごさ、便利さを具体的に伝えたい」
- 販売促進: 「動画を見終わった瞬間に『欲しい!』と思わせたい」
- 問い合わせ獲得: 「動画の最後に、迷わず問い合わせてほしい」
この「たった一つのゴール」が、動画の長さ、テンポ、BGM、メッセージなど、すべての判断基準になります。
2. 勝負は「最初の3秒」で決まる
現代人は非常にせっかちです。
特にSNSのタイムラインで流れてくる動画は、最初の3秒で「自分に関係ない」と判断されれば、即座にスクロールされてしまいます。
【プロが実践する「冒頭3秒」の鉄則】
- NG例: ゆっくりとしたロゴのアニメーションから始める。
- OK例:
- 問いかける: 「〇〇で、こんなお悩みありませんか?」
- 結論を見せる: 「たった30秒で、プロの味付けが完成します」
- インパクトのある映像: 誰もが見たことのない驚きの映像やデータを見せる。
アマチュアは「起承転結」で物語を作ろうとしますが、プロは「結論」や最も伝えたいことを冒頭に持ってきて、視聴者の足を止めさせます。
3. 主役は「商品の機能」ではなく「お客様の未来」
企業はつい、自分たちの商品の「優れた機能」や「こだわりのスペック」を語りたくなります。
しかし、お客様が本当に知りたいのは、その商品を手に入れることで「自分の生活がどう良くなるのか?」という未来(ベネフィット)です。
【機能(Feature)と未来(Benefit)の違い】
- 機能(NG例): 「この掃除機は、毎分10万回転するモーターを搭載しています」
- → お客様の感想:「へぇ、そうなんだ(だから何?)」
- 未来(OK例): 「この掃除機なら、見えないハウスダストまで逃さず吸い取るので、お子様も安心して床で遊べます」
- → お客様の感想:「うちの子のために、それが欲しい!」
お客様は「ドリル」が欲しいのではなく、「綺麗な穴」が欲しいのです。
動画で描くべきは、商品のスペックではなく、お客様が手に入れる「理想の未来*です。
4. 「で、どうすればいいの?」に必ず答える
素晴らしい動画で、お客様が「欲しい!」「もっと知りたい!」と思っても、その熱量を受け止める「出口」がなければ、すべては水の泡です。
動画の最後には、必ず「次に取るべき行動」を具体的かつ明確に示さなければなりません。
【プロが必ず入れる具体的な行動喚起(CTA)】
- 「詳しくは『〇〇』で検索」
- 「今すぐ、画面の下のボタンをクリック」
- 「30日間無料トライアルのお申し込みはこちら」
- 「お店で『〇〇を見せてください』とお伝えください」
動画を見終わった視聴者は、最も気持ちが高まっています。
その瞬間に「さあ、次はこちらへどうぞ」と、迷わせずに次のステップへ導くことが、動画をビジネスの成果に繋げる最後の、そして最も重要な一押しとなります。
まとめ
私たちプロの仕事は、単に「動画を作ること」ではありません。
お客様のビジネス課題を解決するために、「動画」というツールをいかに戦略的に設計し、活用するかを考えることです。
これから動画制作をご検討の際は、ぜひこの4つの視点で企画を練ってみてください。
きっとそれは、ただ再生されるだけの動画ではなく、貴社のビジネスを力強く加速させる「動く営業マン」になるはずです。
お客様に合った解決策をご提案いたします。
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