お金をかけずに「会社のファン」を増やし、未来のエースと繋がる方法
「求人サイトにお金をかけても、応募が来ない…」
「採用しても、会社の雰囲気に合わなくてすぐに辞めてしまう…」
「そもそも、ウチみたいな中小企業がインスタなんて…」
日々、採用活動に奮闘されている人事ご担当者様から、このようなお悩みを伺います。
確かに、大手のように潤沢な予算や知名度がない中で、優秀な人材を獲得するのは至難の業です。
しかし、ご安心ください。
Instagramは、そんな中小企業にとってこそ、最強の採用ツールになり得るのです。
なぜなら、候補者が本当に知りたいのは「給与」や「福利厚生」といった“条件”だけではありません。
「どんな人たちと、どんな雰囲気で働くのか?」という“リアルな情報”です。
そして、この「リアル」を伝える上で、Instagramの右に出るものはありません。
今回は、お金をかけずに「会社のファン」を増やし、未来のエースと繋がるための具体的なステップを、成功事例と共にご紹介します。
多くの企業が陥る「ダメな採用インスタ」とは?
まず、やってはいけない典型的な失敗例から見ていきましょう。
- 求人広告のコピペ: 「【急募】営業職募集!月給〇〇円~」といった文字だらけの投稿。誰も読みません。
- 綺麗なだけの写真: プロが撮ったような、誰もいないオフィスの写真や、モデルのような社員の写真。
リアルさがなく、共感を呼びません。 - 更新が止まっている: 最後の投稿が3ヶ月前…。
これでは候補者に「この会社、本当に活動しているのかな?」と不安を与えてしまいます。
これらのアカウントに共通するのは、「企業が伝えたいこと」を一方的に発信している点です。
これでは、候補者の心には響きません。
「会社のファン」を作る! インスタ採用・成功の3ステップ
ステップ1:【ターゲット設定】「誰に」来てほしいのかを、たった一人に絞る
「明るく元気な方なら誰でも」では、誰の心にも刺さりません。
まずは、「自社で活躍している社員」をモデルに、理想の人物像(ペルソナ)を具体的に設定しましょう。
- 例:
- 年齢:26歳
- 性格:真面目だけど、ちょっと人見知り。でも、一度決めたことは最後までやり抜く粘り強さがある。
- 趣味:休日は家でゲームをしたり、好きなアニメを見たりするのが好き。
- 価値観:派手な付き合いより、気心の知れた仲間と深く付き合いたい。
この「たった一人」の心に響くのはどんな投稿か?を考えることが、全てのコンテンツ作りの出発点になります。
ステップ2:【コンテンツ企画】「日常の切り抜き」こそが最高の魅力
候補者は、会社の「良い面」だけでなく、「ありのままの姿」を知りたいと思っています。
台本のない、日常のワンシーンこそが最高のコンテンツになるのです。
【おすすめの投稿ネタ】
- 「今日のランチ」紹介: 社員がどんなものを食べているか、会社の周りにどんなお店があるか。
これは立派な「働く環境」の情報です。 - 社員のデスク周り拝見: 「〇〇さんのデスクには、大好きなアイドルのグッズが!」「△△部長のPCには、お子さんが描いた絵が貼ってある」など、人柄が伝わる投稿は親近感を生みます。
- 何気ない会話の動画(リール): 休憩中の雑談や、仕事で議論している風景など。
リアルな声や笑い声は、どんな綺麗な写真よりも雄弁に「職場の雰囲気」を伝えます。 - 社長のNGシーン: 完璧な社長より、少しおっちょこちょいな一面や、社員にいじられている姿の方が、「風通しが良さそう」という印象を与えます。
ステップ3:【関係構築】「応募」の前に、まず「友達」になる
Instagramのゴールは、すぐに応募してもらうことではありません。
まずは「この会社、なんだか面白そうだな」と興味を持ってもらい、継続的に関係を築くことが重要です。
- ストーリーズの活用: 24時間で消えるストーリーズは、気軽な発信に最適です。
「今日の社内BGMは?」「今、みんながハマっているお菓子は?」といったアンケート機能を使えば、双方向のコミュニケーションが生まれます。 - ハッシュタグの戦略的活用: 「#〇〇(地名)採用」といった直接的なものだけでなく、「#〇〇(業界)で働く」「#若手が活躍する会社」など、ターゲットが見ていそうなハッシュタグを複数つけることで、見つけてもらえる確率が上がります。
- DMでの丁寧な対応: 質問のDMが来たら、それは最大のチャンスです。
テンプレートで返すのではなく、「〇〇様、ご質問ありがとうございます!」と一人ひとりに寄り添った丁寧な返信を心がけましょう。
【実録】お金をかけずに採用を成功させたストーリー
事例:都内のWEB制作会社(従業員20名)
- 課題: 大手求人媒体に広告を出しても、有名企業に埋もれてしまい、応募が全く来なかった。特にエンジニアの採用に苦戦。
- 施策: 人事担当者が「#ゆるっとIT企業の日常」というテーマでアカウントを開設。
- 投稿内容:
- エンジニアが愛用するキーボードやモニターの紹介
- 社内で行われるゲーム大会の様子
- 「バグが出た時のエンジニアの叫び声選手権」といったユーモアあふれる動画
- 関係構築: 毎週金曜の夜に「お疲れ様インスタライブ」を実施し、社員がゆるく雑談。
視聴者からの質問にもリアルタイムで回答。
- 投稿内容:
- 結果:
アカウントの「ゆるいけど、楽しそう」な雰囲気が、同じ価値観を持つ若手エンジニアに刺さった。
「この会社なら自分らしく働けそう」と感じたフォロワーからDM経由で応募が来るようになり、半年で2名の優秀なエンジニア採用に成功。採用コストは、なんとゼロ。
まとめ
Instagramは、会社の「体温」を伝えることができる、最高のツールです。
完璧な投稿を目指す必要はありません。大切なのは、飾らない「ありのままの姿」を見せ、誠実にコミュニケーションを取り続けることです。
今日から、まずは社員の素敵な笑顔を一枚、投稿してみませんか?
その小さな一歩が、未来のエースと出会うための、大きなきっかけになるはずです。
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