なんで?ウチの会社の「評価制度」がうまくいかない3つの理由|やる気がアップする見直し5つのコツ

なんで?ウチの会社の「評価制度」がうまくいかない3つの理由|やる気がアップする見直し5つのコツ
目次

社員みんなのやる気を引き出すための5つの見直しポイント

「評価の時期になると、なんだか職場の空気が重い…」
「すごく頑張ってるのに、全然お給料に反映されない…」
「ぶっちゃけ、上司の好き嫌いで評価が決まってない?」

もし、あなたの会社でこんなモヤモヤを感じているなら、それは社員の誰かが悪いわけではなく、「がんばり」を正しく認めるための仕組み(=評価制度)そのものに問題があるのかもしれません。

この記事では、たくさんの会社を見てきた経験から、「うまくいかない評価制度」のよくある原因と、社員みんなのやる気を引き出すための見直しポイントを5つ、誰にでも分かるように、めちゃくちゃ噛み砕いてお話しします!

なぜ?あなたの会社の評価制度がうまくいかない3つの理由

そもそも、なぜ評価制度は「見せかけだけ」になってしまうのでしょうか?原因はとってもシンプルです。

理由1:「何のためにやるか」が、みんな分かっていない

本来、評価は「社員に成長してもらう」「やる気を引き出す」「会社を良くする」ためにあります。
でも、いつの間にか「評価の時期だから、とりあえずやるか」という作業自体が目的になっていませんか? 
ゴールが分からないままマラソンを走らされているようなもので、これでは誰も本気になれません。

理由2:「何をすれば褒められるか」のルールが曖昧

「積極的に頑張ろう」「周りと協力しよう」…これ、具体的に何をすればいいか分かりますか?
ルールがフワッとしていると、評価する上司の「なんとなく」で点数が決まってしまいます。
これでは「上司のお気に入りがトクをするだけじゃん!」と不満がたまるのは当たり前です。

理由3:「評価の結果」が次につながらない

「君の評価はAランクでした!…はい、おしまい。」
「ここが課題だね。…じゃ、来年もがんばって。」

こんなふうに、評価がただの「結果発表」で終わっていませんか?
 良い評価をもらってもお給料が上がらなかったり、課題を指摘されてもどう改善すればいいか教えてもらえなかったり…。
これでは「評価なんて、受けるだけ時間のムダ」と思われても仕方ありません。

もう失敗しない!やる気がアップする見直し5つのコツ

では、どうすれば社員が「よーし、次も頑張るぞ!」と思える評価制度にできるのでしょうか?
大切なのは、この5つの視点です。

コツ1:会社の「カーナビ」を設定しよう!【目的をハッキリさせる】

まずは、「この評価制度で、会社をどうしたい?」というゴールを決めましょう。 
車で遠くへ行くときに、まずカーナビに行き先をセットするのと同じです。

  • 「新しいことに挑戦する人を応援したい!」
  • 「チームで助け合う文化を作りたい!」
  • 「とにかく会社の売上をアップさせたい!」

ゴールがハッキリすれば、「じゃあ、挑戦した人を評価しよう」「チームへの貢献度を点数に入れよう」というように、作るべきルールの軸がブレなくなります。

コツ2:「ゲームのルール」をみんなで決めよう!【基準を分かりやすく】

次に、「何をすればポイントゲットか」という評価のルールを具体的にします。

  • 数字の目標: 「売上100万円」など、誰が見ても分かる目標。
  • 行動の目標: 「新しいお客さんに月5回電話する」「困っている後輩に週1回声をかける」など、数字では表せない「良い動き」もルールに入れます。

ポイントは、社員にもルール作りに参加してもらうこと。「自分たちで決めたルール」なら、みんな納得してゲーム(仕事)に集中できますよね。

コツ3:評価は年に一度のお祭りじゃない!【こまめな作戦会議を】

評価を、期末の「ドキドキ結果発表会」で終わらせてはいけません。大切なのは、継続的なコミュニケーションです。

  1. はじめに: 上司と「今期はこれを頑張ろう!」と一緒に目標を決める。
  2. 途中で: 月に1回くらい、上司と「順調?」「何か困ってる?」と作戦会議(1on1ミーティング)を開く。
  3. 最後に: 結果を伝え、良かった点や「次はこうすればもっと良くなるね!」と未来の話をする。

このサイクルを回すことで、評価は「怖いもの」から「自分を成長させてくれるもの」に変わります。

コツ4:上司を「ほめ方・伝え方のプロ」に!【評価する人を育てる】

どんなに良いルールや仕組みを作っても、それを伝える上司がイマイチでは台無しです。
だから、上司向けのトレーニングが絶対に必要です。

  • 上司の研修: どうやって目標を立てるか、どう伝えれば部下のやる気が上がるかを学びます。
  • 上司同士の「答え合わせ会議」: 「Aさんの評価、これで甘すぎない?」「Bくんのこの頑張り、見逃してない?」と上司たちで集まって評価のズレをなくし、不公平感をなくします。

上司を育てることは、会社が成長するための最高の投資です。

コツ5:評価を「次へのガソリン」に変えよう!【結果を未来へつなげる】

最後の仕上げです。
評価の結果を、社員の「次も頑張ろう!」というやる気のガソリンに変えましょう。

  • お給料やボーナスに反映: 「評価がAなら、ボーナスが〇円アップする」というように、頑張りと報酬の関係をハッキリさせて、社員に公開しましょう。透明性が納得感につながります。
  • 成長のチャンスをあげる: 評価が良かった点をもっと伸ばすための仕事や、苦手なことを克服するための研修などを用意します。評価を「あなたの成長カルテ」として使うのです。

頑張りが「お給料」と「未来の成長」につながったとき、社員は心から「この会社で頑張りたい!」と思ってくれます。

まとめ:良い評価制度は、会社の「成長エンジン」

うまくいかない評価制度は、社員のやる気を奪うだけの「お荷物」です。
しかし、今回お話しした5つのコツで見直せば、評価制度は会社と社員をぐんぐん成長させる強力な「エンジン」に生まれ変わります。

  1. 【目的の定義】 会社はどこへ行く?カーナビをセット!
  2. 【基準の明確化】 何をすればOK?ゲームのルールを決めよう!
  3. 【プロセスの設計】 年1回じゃない!こまめに作戦会議を!
  4. 【評価者の育成】 上司を伝え方のプロに育てよう!
  5. 【評価を還元】 結果を次へのガソリンに!

まずはこの5つの視点で、あなたの会社の「がんばりを認める仕組み」をチェックしてみてください。

会社の仕組みを変えるのは簡単ではありません。
でも、それは会社の未来を作る、とてもワクワクする仕事です。
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