ホームページ・SNS・求人…全部頑張ってる会社ほどハマる“共通の落とし穴”
はじめに:「手段」が増えて、現場が疲弊していませんか?
「ホームページのリニューアル、完了!」 「Instagram、今週は毎日投稿した!」 「求人サイト、新しいプランに切り替えた!」
一見、とても活動的な素晴らしい会社に見えます。しかし、現場のスタッフの顔を見てみてください。
「更新作業」そのものに追われて、疲れ切っていませんか?
真面目で頑張り屋な会社ほど、実はこの「全部やる」という落とし穴にハマりやすいのです。
落とし穴①:いつの間にか「更新すること」が仕事になっている
Webマーケティングや採用活動において、最も恐ろしいのが「手段の目的化」です。
- 本来の目的: 自社のファンを増やし、売上や応募につなげること。
- 今の状態: とにかく今日の分のSNSを投稿すること。
「フォロワー数が伸びない」「問い合わせが来ない」と悩みながらも、「とりあえず何かアップしなきゃ」と中身の薄い投稿を続けてしまう……。
これでは、どんなに頑張っても成果は出ません。
むしろ、「必死感」が伝わってしまい、逆効果になることさえあります。
落とし穴②:施策が「継ぎ接ぎ(つぎはぎ)」だらけ
「Webサイトは5年前に作ったまま」 「LP(ランディングページ)は先月、広告代理店に作ってもらった」 「求人票は総務が急いで書いた」
このように、時期も担当者もバラバラに進めた施策は、まるで「継ぎ接ぎだらけのパッチワーク」のようになっています。
- Webサイトでは「伝統と信頼」を語り
- LPでは「今だけ半額!」と安売りをし
- 求人では「アットホームで若手が活躍!」と言う
これを見たユーザーは混乱します。「結局、この会社は何が売りの会社なの?」と。 一つ一つの施策は間違っていなくても、全体で見たときに「一貫性」が損なわれているのが、頑張っているのに成果が出ない大きな要因です。
落とし穴③:「足し算」ばかりで「引き算」をしない
新しいSNSが流行るたびに「ウチもやろう!」と飛びついていませんか?
リソース(人手や時間)は有限です。新しいことを始めるなら、何かをやめるか、効率化する必要があります。
全部に手を出して全てが中途半端になるくらいなら、「ウチはInstagramはやらない。その代わり、Googleマップの口コミ返信だけは徹底的にやる」と決めた方が、よほど成果が出ます。
脱出のカギは「やらないこと」を決める勇気
全部頑張る必要はありません。 まずは、今やっている施策を一度テーブルの上に並べてみてください。
そして、「これは本当に今の目的(売上・採用)に直結しているか?」と問いかけてみましょう。
次回は、散らかった施策を整理するために、中小企業が「最初に整理すべきこと」についてお話しします。

