社長と現場でズレていると、Webも採用も必ず失敗する理由
はじめに:御社のWebサイト、現場のスタッフは見ていますか?
「ホームページをリニューアルしたぞ!素晴らしい出来だ!」
社長は満足げですが、現場の社員たちに話を聞くと、こんな声が聞こえてくることがあります。
「社長は『最先端の技術』って書いてるけど、ウチの現場、まだFAXでやり取りしてるよね…」
「『風通しの良い職場』ってアピールしてるけど、先月辞めた人の理由は人間関係だったよな…」
もし、社内でこのような「シラけた空気」が流れているなら、そのWeb戦略や採用活動は100%失敗します。
なぜなら、「社長の頭の中にある理想」と「現場にある現実」のズレは、お客様や求職者に「違和感(嘘)」として敏感に察知されるからです。
失敗理由①:現場が協力してくれない「裸の王様」状態になる
Web集客も採用も、コンテンツ(記事や写真)を作るのは現場の協力が不可欠です。
しかし、社長と現場の温度感がズレていると、次のようなことが起こります。
- ブログの更新を頼んでも、「忙しい」と断られる。
- 社員インタビューをお願いしても、誰もやりたがらない。
- 現場の写真を撮ろうとすると、嫌な顔をされる。
これは、社員が怠慢なのではありません。
「実態と違うことを対外的にアピールすること」に対して、後ろめたさや反発を感じているのです。
現場の協力が得られないWeb施策は、薄っぺらいものになり、やがて更新が止まります。
失敗理由②:入社後の「リアリティ・ショック」で早期離職
採用活動において、この「ズレ」は致命傷になります。
社長の熱い想いだけを載せた求人サイトを見て、「素晴らしいビジョンだ!」と入社してきた若手社員。
しかし、配属された現場では、そのビジョンとは程遠い古い慣習やネガティブな空気が漂っていたらどうなるでしょうか?
「話が違う」
そう感じた瞬間、新人は辞表を書きます。
採用コストをかけて採用し、教育コストをかける前に辞められる。
これが「ズレ」が引き起こす最大の損失です。
まずやるべきは「社外」への発信より「社内」のすり合わせ
Webサイトをリニューアルする前、求人広告を出す前に、一度立ち止まってください。
そして、社員と膝を突き合わせて話をしてみましょう。
「うちの強みって、本当は何だろう?」 「外からどう見られたいかではなく、ありのままの良さはどこにあるだろう?」
Webマーケティングとは、単に綺麗事を並べることではありません。
社長の「ビジョン」と、現場の「泥臭い現実」。
この2つをすり合わせ、「今の自分たちが約束できる等身大の価値」を言葉にすることです。
嘘のない言葉には熱が宿ります。
その熱こそが、人を動かすのです。

