【はじめに】「求人票を出しても反応がない…」と諦めていませんか?
「高い掲載費を払って求人を出したのに、応募がこない」
「面接に来ても、ウチの会社の良さが伝わっていない気がする」
いま、多くの採用担当者様がこうした悩みを抱えています。
実は、応募が集まる会社とそうでない会社の差は、条件の良さだけではありません。
「職場のリアルな雰囲気」が伝わっているかどうかで勝負が決まっているのです。
そこで今、最強の武器になるのが「動画」です。
「動画なんて、制作会社に頼む予算もないし難しそう…」と身構えないでください。
実は、プロが撮ったカッコいいCMのような動画よりも、スマホで撮った手作り感のある動画の方が、応募者の心に刺さることも多いのです。
今回は、テキストだけの求人に比べて応募率が約1.5倍(※)になるとも言われる「採用動画」の活用法について、初心者の方でもすぐに実践できる7つのコツをご紹介します。
プロが教える!「選ばれる会社」になる7つの動画作成テクニック
1. 「たった1人」に向けて手紙を書くように作る
「明るくて元気な人、募集!」のような、誰にでも当てはまる内容はNGです。誰の心にも残りません。
- 「未経験から手に職をつけたい25歳」
- 「子育てが落ち着いて、またバリバリ働きたい30代」
このように、具体的な「たった1人の人物」を想像してください。
その人が「これ、私のことだ!」と思うような内容に絞ることが、結果的に多くの良い人材を集める近道です。
2. かっこつけすぎない!「日常」こそが最高の武器
綺麗に整頓された会議室で、スーツの社員が笑顔で談笑…そんな「作られた映像」は、今の求職者にはすぐに見透かされます。
求職者が見たいのは「嘘のない日常」です。
- 散らかったデスクでの作業風景
- 休憩室でのお弁当タイム
- 現場のリアルな話し声
これらを見せることで「ここなら自分が働くイメージが湧く」と感じてもらいやすくなります。
これを専門用語で「RJP(ありのままの仕事開示)」と言いますが、要は「素の自分たちを見せる」ことが信頼に繋がります。
3. 「社長」より「先輩」を主役にする
社長の熱いメッセージも素敵ですが、求職者が一番不安なのは「入社したら、誰と一緒に働くのか?」ということ。
動画には、現場の直属の上司や先輩を登場させましょう。
そして、成功体験だけでなく「仕事で失敗した話」や「大変だったこと」を語ってもらってください。
「先輩も最初は苦労したんだな」という共感が、応募へのハードルを一気に下げてくれます。
4. 最初の「3秒」で勝負を決める
Web上の動画は、最初の数秒がつまらないとすぐに閉じられてしまいます。
会社のロゴがゆっくり出てくるようなオープニングは避けましょう。
- いきなり社員の笑い声から始まる
- 「営業職の辛いところ、正直に言います!」というテロップから始まる
このように、再生した瞬間に「おっ?」と思わせる工夫が大切です。
5. スマホで見やすい「縦型・短い動画」を作る
最近の求職者は、InstagramやTikTok、YouTubeショートなどの「スマホの縦画面」で情報収集をしています。
3分も5分もある長い説明動画である必要はありません。
15秒〜1分程度の短い動画でOKです。スマホで撮影して、スマホで見やすい「縦型」にするだけで、若い世代には「感覚が若い会社だな」と好印象を持ってもらえます。
6. 「大変なこと」も正直に伝える
「うちはアットホームで残業もなくて最高です!」というだけの動画は、「本当かな?ブラック企業の隠れ蓑では?」と逆に怪しまれます。
- 「繁忙期は正直、残業が増えます」
- 「覚えるまでは、かなり地道な作業が多いです」
このようにネガティブな情報も正直に伝えることで、「誠実な会社だ」と信頼されます。
さらに、その「大変さ」を理解した覚悟のある人が応募してくれるようになるので、入社後のミスマッチも減ります。
7. 動画を作って満足しない!「使い倒す」が鉄則
動画をYouTubeにアップして終わり、ではもったいないです。
求職者の目に触れるあらゆる場所に動画を置きましょう。
- 求人サイト(Indeedなど): 備考欄にURLを貼る
- スカウトメール: 文面に動画URLを添える
- 面接案内メール: 「事前に職場の雰囲気を見ておいてくださいね」と送る
特にメールに動画を添えると、他社との差別化になり、返信率や志望度がグッと上がります。
【まとめ】「綺麗な動画」より「伝わる動画」を
採用動画で大切なのは、映画のような映像美ではありません。
「求職者が知りたい情報を、正直に伝えること」です。
今日ご紹介した7つのコツは、高価な機材がなくても、スマホ1台と皆さんのアイデア次第ですぐに実践できるものばかりです。
「難しそう」と足踏みせず、まずは15秒、スマホでオフィスの様子を撮ってみることから始めてみませんか?
その1本の動画が、未来の優秀な仲間を連れてきてくれるかもしれません。
「自社の魅力がどこにあるか分からない」
「どんな企画ならターゲットに刺さるか相談したい」
そんなお悩みがあれば、ぜひ一度私たちにご相談ください。
貴社の魅力を引き出し、応募につながる動画活用をサポートいたします。

