採用もうまくいく会社は、なぜ営業もWebも強いのか?
はじめに:勝ち組企業は「全部」勝っている
「あの会社、最近すごく勢いがあるよね。」
そう噂される企業をよく観察してみてください。 売上が伸びているだけでなく、優秀な人材が次々と入社し、WebサイトやSNSも活気に満ちている……。不思議なことに、「採用だけ強い」とか「営業だけ強い」という会社は少なく、勝っている会社は「全部」勝っていることがほとんどです。
これは偶然ではありません。実は、採用・営業・Webの3つは、「同じ根っこ」から生えている枝葉だからです。
理由①:「採用」こそが究極の「マーケティング」だから
マーケティングとは「選ばれる仕組み」のことです。
- 営業(販売): お客様に「お金」を払ってもらう活動
- 採用: 求職者に「人生(時間)」を投資してもらう活動
この2つを比べた時、どちらがハードルが高いでしょうか? 圧倒的に「採用」です。
商品を買うだけなら失敗しても数万円の損ですが、就職は人生がかかっています。
つまり、「人生を賭けてもいい」と思わせるほど自社の魅力を言語化できている会社にとって、「商品を買ってもらうこと」は、それほど難しいことではないのです。採用活動で磨かれた「自社を売り込む力」は、そのまま最強の営業力になります。
理由②:Webコンテンツの主役は「社員」だから
「Webサイトに載せるネタがない」と悩む会社は、採用がうまくいっていない会社です。
逆に、採用がうまくいっている会社は、Webコンテンツの宝庫です。
なぜなら、「楽しそうに働く社員」こそが、どんなコピーライティングよりも強力なコンテンツになるからです。
- 社員の笑顔の写真は、お客様に「安心感」を与えます。
- 社員の技術ブログは、お客様に「信頼感」を与えます。
- 社員のインタビュー動画は、会社の「誠実さ」を伝えます。
「いい人がいる」ということは、それだけでWebサイトを最強にする素材が揃っているということなのです。
理由③:インナーブランディングが「一貫性」を生む
採用に強い会社は、必ずと言っていいほど「うちはこういう会社だ!」という企業理念(ミッション・ビジョン)が社内に浸透しています。
軸がしっかりしているため、営業マンが語る言葉、Web担当者が書くブログ、面接官が話す内容、すべてに「一貫性」が生まれます。 以前の記事でお話しした「バラバラ病」とは無縁の状態です。
どこを切っても「その会社らしさ」が溢れ出ている。この「ブランドの濃さ」が、お客様を引き寄せ、さらに共感する求職者を引き寄せるという「好循環(スパイラル)」を生み出しているのです。
「採用」が変われば、会社全体が変わる
もし今、会社全体の空気を変えたいなら、まずは「採用」に本気で向き合ってみてください。
「どんな人を仲間にしたいか?」「その人に何を約束できるか?」
これを突き詰めるプロセスは、そのまま「顧客に何を届けるか(営業)」を見直す作業になります。
採用活動は、単なる欠員補充ではありません。会社の基礎体力を底上げする、経営そのものなのです。

