ネット通販の商品写真は何を撮ればいい?|地域商品の魅力が伝わる7つの写真と撮影前の準備

地域の商品をネット通販で販売することになった。
商品ページを作るため、
「まず写真を撮ろう」
とスマートフォンを用意する。
ところが実際に撮影しようとすると、
「商品だけ撮ればよいのだろうか」
「何枚くらい必要なのか」
「背景は白い方がよいのか」
「パッケージと中身は両方必要?」
「ギフト箱も撮るべき?」
と迷うことがあります。
ネット通販では、お客様が商品を直接手に取ることができません。
重さ。
大きさ。
質感。
中身。
包装。
使用した時の様子。
などを、写真や説明文から判断します。
そのため、
「きれいな写真を1枚撮る」
だけではなく、
「購入前に知りたいことが分かる写真を揃える」
という考え方が重要です。
たとえば食品であれば、
パッケージ写真だけでは、
中身がどのくらい入っているのか。
一つひとつの大きさはどのくらいか。
実際に食卓へ置くとどのように見えるのか。
が分からない場合があります。
逆に、
雰囲気のよい食卓写真だけでは、
届く商品のパッケージや内容量が分かりません。
商品写真には、
「魅力を伝える役割」
と、
「購入前の不安を減らす役割」
の両方があります。
この記事では、地域商品をネットショップやECで販売したい中小企業・生産者・商品販売事業者向けに、商品ページで用意したい7種類の写真、撮影前に整理したいこと、スマートフォンで撮影する場合の注意点を解説します。
商品写真は「おしゃれに撮ること」だけが目的ではない
商品写真というと、
明るい写真。
背景をぼかした写真。
きれいなテーブルコーディネート。
などをイメージするかもしれません。
もちろん、商品の魅力を感じてもらうことは重要です。
しかし、ECの商品写真にはもう一つ役割があります。
それは、
「実物を見られないお客様へ判断材料を渡すこと」
です。
たとえば、
・どのくらいの大きさか
・何個入っているか
・どのような包装で届くか
・中身はどのような状態か
・どう使う商品なのか
・ギフトに使えそうか
が写真から分かれば、購入前の不安を減らせます。
きれい。
だけではなく、
分かりやすい。
まで含めて商品写真を考えましょう。
商品写真を撮る前に整理したいこと
写真を撮る前に「誰が買う商品か」を考える
同じ商品でも、購入する人によって必要な写真は変わります。
たとえば焼菓子で考えてみます。
自宅用として購入する人
知りたいのは、
・中身
・量
・サイズ
・食べ方
などかもしれません。
ギフトとして購入する人
知りたいのは、
・箱
・包装
・熨斗
・手提げ袋
・届いた時の見た目
などです。
地域外から購入する人
その土地ならではの、
・素材
・作り手
・風景
・製造の様子
に興味を持つかもしれません。
撮影前に、
「この商品は誰が、どんな理由で買うのか」
を一度整理すると、必要な写真を決めやすくなります。
関連記事:地域商品をネット通販で販売する場合は、写真だけでなく、誰に売るのか、価格、商品説明、集客方法などEC全体の設計も合わせて整理しておきましょう。
商品写真を撮る前に「購入前の疑問」を書き出す
撮影カットを考える方法として、
「お客様から聞かれそうなこと」
を書き出してみます。
たとえば、
「どのくらい大きいですか?」
↓
サイズ感が分かる写真。
「中には何個入っていますか?」
↓
箱を開けた写真。
「贈り物にできますか?」
↓
ギフト包装の写真。
「どうやって食べるのですか?」
↓
食卓・使用場面の写真。
「どんな人が作っていますか?」
↓
作り手の写真。
このように考えると、
「何となく10枚撮る」
より必要な写真が決まります。
ネット通販で用意したい7つの商品写真
1. まず必要なのは商品の「正面・全体写真」
最初に用意したいのが、
商品全体が分かる写真です。
商品ページの一覧。
トップ画像。
検索結果。
などでも使いやすいため、基本となります。
食品なら、
商品パッケージ。
瓶。
箱。
袋。
など、実際に販売する状態を撮影します。
背景に小物をたくさん置きすぎると、
「何の商品なのか」
分かりにくくなる場合があります。
最初の1枚は、
商品そのものが分かる。
商品名やパッケージが確認できる。
状態を優先すると使いやすくなります。
正面だけでなく裏面も必要な商品がある
商品によっては、
裏面。
側面。
底面。
なども購入判断に役立ちます。
たとえば、
・食品表示
・原材料
・サイズ
・使用方法
・注意事項
・パッケージ形状
などです。
すべてを写真だけで伝える必要はありません。
商品説明欄にも記載します。
ただし、
「実際の商品がどのようなパッケージなのか」
を確認したい人にとっては裏面写真も参考になります。
2. パッケージの中身が分かる写真
箱や袋の商品では、
パッケージ写真だけでなく、
「開けるとどうなっているか」
も撮影します。
たとえば、
外箱。
↓
箱を開けた状態。
↓
中の商品。
という流れです。
食品なら、
袋の中身。
個包装。
一つの商品。
まで見せる方法があります。
【例】
外箱だけでは、
「実際にどれくらい入っているのだろう」
と分かりにくい。
↓
箱を開けた写真を掲載。
↓
数量やボリュームをイメージしやすくなる。
購入後に、
「思っていたより少なかった」
「箱が想像より小さかった」
と感じられることを減らすためにも役立ちます。
内容量は文章と写真の両方で伝える
「300g」
「12個入り」
と文章に書くだけで十分な場合もあります。
しかし、人によっては数字だけではイメージしにくいことがあります。
そこで、
12個が並んでいる写真。
器へ盛り付けた写真。
一袋分を出した写真。
などがあると、量を理解しやすくなります。
写真と商品説明を組み合わせましょう。
3. サイズ感が分かる写真
ネット通販で想像しにくいものの一つが、
「大きさ」
です。
商品ページには、
縦○cm。
横○cm。
高さ○cm。
と記載していても、実際の大きさをイメージしにくい場合があります。
そこで、
手に持つ。
テーブルへ置く。
一般的な食器と一緒に撮る。
など、比較できる写真を用意します。
ただし、比較対象そのもののサイズが人によって大きく違うものは注意が必要です。
サイズ表記も併用します。
ギフト箱もサイズ感を伝える
ギフト商品では、
「思っていたより小さかった」
という印象が贈答時の満足度にも影響する場合があります。
そのため、
箱だけをアップで撮影。
するだけでなく、
テーブルに置いた状態。
手に持った状態。
などもあると、大きさをイメージしやすくなります。
商品説明欄には実寸も掲載しましょう。
4. 使用場面・食べる場面の写真
商品の魅力を伝えるうえで重要なのが、
「使った時の様子」
です。
食品なら、
皿へ盛り付ける。
食卓へ並べる。
飲み物と合わせる。
などです。
雑貨なら、
実際に部屋で使用する。
身につける。
収納する。
などがあります。
商品単体写真だけでは、
「これを買うと自分の生活がどう変わるか」
を想像しにくいことがあります。
利用場面を見せることで、
購入後のイメージを伝えます。
使用場面を盛りすぎない
雰囲気のよい写真を作ろうとして、
高級な食器。
花。
布。
大量の小物。
を並べることがあります。
写真としてはきれいになります。
一方で、
「実際の商品がどれなのか分かりにくい」
状態になることがあります。
商品ページでは、
世界観を伝える写真。
と、
商品そのものを確認する写真。
を分けて考えましょう。
「写真に写っているものは全部付いてくる」と誤解させない
食卓写真に、
皿。
カトラリー。
飲み物。
装飾品。
などが写っている場合があります。
通常は商品ではないと理解されることが多いでしょう。
しかし、セット商品やギフトでは、
「どこまでが商品なのか」
が曖昧になることがあります。
商品説明に、
「写真の食器等は商品に含まれません」
など必要に応じて記載します。
写真だけで誤解が生まれないようにしましょう。
5. 特徴・質感が分かるアップ写真
地域商品では、
細かな部分に商品の魅力がある場合があります。
たとえば食品なら、
焼き目。
断面。
素材。
粒。
食感を想像できる部分。
です。
工芸品なら、
木目。
縫い目。
表面。
手仕事の細部。
などです。
商品全体写真だけでは分からない特徴を、アップで見せます。
食品は断面写真が役立つ場合がある
外から見ただけでは中身が分からない食品があります。
たとえば、
焼菓子。
パン。
肉。
惣菜。
などです。
断面を見ることで、
中身。
具材。
厚み。
質感。
を理解しやすくなります。
ただし、実際の商品と大きく異なる状態に加工して撮影しないようにします。
実物に近い状態で魅力を伝えることが基本です。
6. パッケージ・梱包・ギフト状態の写真
地域商品では、
「何が届くか」
だけでなく、
「どのように届くか」
も重要です。
特に、
ギフト。
ふるさと納税。
贈答品。
では確認されやすい部分です。
たとえば、
・外箱
・包装した状態
・熨斗
・手提げ袋
・箱を開けた状態
・個包装
などを撮影します。
【例】
商品写真は豪華に見える。
↓
実際は簡易包装で届く。
となれば、購入者の期待とのズレが生まれます。
実際の発送状態を分かりやすく伝えましょう。
関連記事:商品写真で実際の梱包状態を見せるだけでなく、送料・箱サイズ・梱包資材・送料無料ラインまで含めて、発送後に利益が残る設計になっているかも確認しましょう。
自宅用とギフト用が違うなら両方見せる
自宅用:
簡易包装。
ギフト用:
専用箱+包装。
という商品もあります。
その場合、
「ギフト包装可能」
と文章だけで書くより、
それぞれの写真を見せると違いが分かります。
【例】
自宅用はこちら。
ギフト用はこちら。
と比較できるようにします。
追加料金がある場合は、価格も分かるようにします。
配送用段ボールと商品箱は区別する
ネット通販では、
商品箱。
さらに、
配送用段ボール。
に入れて発送する場合があります。
商品ページでギフト箱だけを見せると、
「この箱に伝票を直接貼って届くのか」
と気になる人もいるかもしれません。
ギフト商品では必要に応じて、
配送時の外装。
商品箱。
を分けて説明します。
7. 作り手・製造工程・地域が伝わる写真
地域商品の魅力は、
商品の見た目だけとは限りません。
誰が作っているのか。
どこで作っているのか。
どのように作っているのか。
という背景そのものが、選ばれる理由になることがあります。
たとえば、
農家の商品なら、
畑。
収穫。
生産者。
加工場。
などです。
工芸品なら、
職人。
製造工程。
道具。
工房。
などがあります。
地域商品では、
「物」
だけでなく、
「背景」
まで伝える写真を用意できると商品の理解が深まります。
作り手の写真は無理に笑顔でポーズしなくてもよい
人物写真というと、
全員がカメラを向いて笑顔。
という写真を撮りがちです。
もちろん会社紹介には使えます。
一方、商品ページでは、
実際に作業している姿。
商品を確認している姿。
材料を扱っている様子。
なども、その人らしさを伝えやすい写真です。
商品と関係のある場面を撮影しましょう。
地域の風景だけで終わらせない
山。
海。
田畑。
街並み。
など、地域の風景は世界観を伝えられます。
ただし、
「きれいな地域です」
だけでは商品との関係が分かりません。
【例】
この海で水揚げされた○○を使用。
この地域で栽培した○○を加工。
地域の○○という文化から生まれた商品。
など、
風景と商品がどうつながっているかを説明します。
商品ページで最低限用意したい写真を整理する
商品によって必要な写真は異なります。
しかし基本として、次のように考えられます。
【基本】
- 商品全体
- パッケージ
- 中身
- サイズ感
- 使用・利用場面
- 特徴のアップ
- 梱包・ギフト状態
地域性を伝えたい場合は、
- 作り手
- 製造工程
- 地域・素材
などを追加します。
「必ず10枚必要」
という意味ではありません。
購入前に必要な情報が揃っているかを確認しましょう。
写真枚数を増やせば売れるわけではない
商品写真が1枚しかない場合は、情報不足になりやすいでしょう。
一方、
同じような写真を20枚掲載しても、情報量はあまり増えません。
【例】
正面。
少し右。
少し左。
さらに右。
という写真だけが続く。
より、
正面。
↓
中身。
↓
大きさ。
↓
使っている様子。
↓
包装。
と役割を分けた方が、購入判断に役立ちます。
枚数より、
「一枚ごとに何を伝えるのか」
を考えましょう。
1枚目は一覧画面でも分かる写真にする
ネットショップの商品一覧では、写真が小さく表示されることがあります。
そのため、
細かな小物を大量に置いた写真。
商品が画面の端に小さく写っている写真。
では、何の商品なのか分かりにくくなる場合があります。
1枚目は、
商品が大きく見える。
何の商品か分かる。
パッケージを識別できる。
写真を優先します。
雰囲気写真は2枚目以降でも使えます。
スマートフォンでも商品写真は撮れる?
商品や使用目的によっては、スマートフォンでも十分撮影できます。
現在のスマートフォンは高画質な機種も多く、
Web掲載用の商品写真。
SNS。
社内資料。
などに利用できます。
ただし、
「スマートフォンだから簡単にきれいに撮れる」
とは限りません。
機材以上に、
光。
背景。
構図。
商品の状態。
を確認する必要があります。
まずレンズを拭く
非常に簡単ですが、意外と重要です。
スマートフォンのレンズには、
指紋。
皮脂。
ほこり。
が付いていることがあります。
そのまま撮影すると、
全体が白っぽい。
光がにじむ。
写真になる場合があります。
撮影前に柔らかい布などでレンズを確認しましょう。
明るさは「強い直射日光」ではなく「柔らかい光」を意識する
商品を明るく撮るため、
屋外の強い日差し。
窓から入る直射日光。
をそのまま当てると、
影が極端に濃くなる。
一部だけ白く飛ぶ。
場合があります。
室内で窓の近く。
レースカーテン越し。
など、柔らかい自然光を利用すると撮りやすい場合があります。
商品の材質によっては照明の映り込みにも注意します。
複数の日に撮影するなら色を揃える
商品数が多いと、
今日は5商品。
来週また5商品。
と分けて撮影することがあります。
撮影日によって、
背景。
光。
角度。
写真の明るさ。
が大きく変わると、商品一覧に並べた時に統一感がなくなる場合があります。
最初に、
背景。
撮影位置。
カメラの高さ。
商品の向き。
をある程度決めておきましょう。
背景は白でなければならない?
必ず白である必要はありません。
商品の特徴やブランドイメージに合わせられます。
ただし、
商品と背景の色が似すぎている。
背景に物が多い。
柄が強い。
場合は、商品が見にくくなります。
特に、
商品一覧用。
パッケージ確認用。
は、シンプルな背景の方が使いやすいでしょう。
世界観を伝える写真では、木目や布などを利用する方法もあります。
ブランドイメージより先に「商品が見えるか」を確認する
地域らしさを出したくて、
和紙。
竹。
木。
地域の小物。
を多く配置することがあります。
演出として適切な場合もあります。
ただし、
「商品より背景の方が目立っていないか」
を確認しましょう。
写真を見る人が最初に、
何の商品か。
を理解できることが基本です。
商品の状態を整えてから撮影する
撮影技術以前に確認したい部分です。
パッケージが曲がっている。
ラベルが斜め。
袋にしわがある。
指紋が付いている。
箱の角がつぶれている。
という状態で撮影すると、そのまま写真に残ります。
【撮影前チェック】
・ラベルの向き
・傷
・汚れ
・袋のしわ
・液体商品の沈殿
・商品の盛り付け
・賞味期限等の表示
などを確認します。
撮影用の商品も、実際に販売する商品と大きく違わないものを使いましょう。
食品写真は「実際より多く見せる」演出に注意する
商品を魅力的に見せるための盛り付けは有効です。
一方、
実際には入っていない量。
実際の商品とは違う材料。
別商品の具材。
などを使って、実物より良く見せすぎることは避けます。
お客様が、
写真を見て期待した商品。
と、
実際に届いた商品。
に大きな差が出ないようにします。
写真へ文字を入れる場合は役割を分ける
商品写真の上に、
「熊本県産○○使用」
「12個入り」
「贈答用にも」
などの文字を入れる方法があります。
情報を伝えやすくなります。
ただし、すべての写真へ大量の文字を入れると商品自体が見えにくくなることがあります。
【例】
1枚目:
商品中心。
2枚目:
特徴を短く説明。
3枚目:
内容量。
4枚目:
利用場面。
というように役割を分けます。
商品ページ本文にも同じ情報を記載しましょう。
小さい文字を大量に入れない
スマートフォンでネットショップを見る人もいます。
パソコンでは読めても、
スマートフォンでは非常に小さい。
という文字サイズになる場合があります。
画像へ文字を入れた場合は、実際にスマートフォンでも確認しましょう。
長い説明は画像へ詰め込まず、商品説明欄へ書く方が読みやすい場合があります。
商品名・容量・入り数は写真だけに頼らない
画像内に、
12個入り。
500g。
と書いていても、商品説明欄にも記載します。
画像が表示されない状況。
読み上げ。
検索。
などを考えても、重要な商品情報を画像だけに閉じ込めない方がよいでしょう。
写真とテキストを組み合わせます。
撮影した商品写真を管理する
商品写真のファイル名も分かりやすくする
撮影後の写真が、
IMG_3847.jpg
IMG_3848.jpg
IMG_3849.jpg
だけになっていると、社内でも管理しづらくなります。
たとえば、
product-name-main
product-name-package
product-name-gift
product-name-use
のように役割が分かる名前にすると管理しやすくなります。
ECサイトの仕様に合わせて運用します。
撮影した写真の保存場所を決める
商品写真は、
ネットショップ。
ホームページ。
営業資料。
SNS。
展示会資料。
ふるさと納税。
など、さまざまな場所で使用できます。
撮影担当者のスマートフォンだけに保存していると、
「最新版がどれか分からない」
状態になりやすくなります。
【管理例】
商品名
↓
01_商品単体
02_使用場面
03_ギフト
04_製造工程
05_過去写真
など、共有できる場所で整理します。
関連記事:撮影した商品写真を小売店への営業資料にも利用する場合は、写真だけでなく、卸価格・希望小売価格・最低発注数・送料などの取引条件も一緒に整理しておくと商談で使いやすくなります。
商品のパッケージ変更時は写真も更新する
商品写真を一度撮影すると、長期間そのまま使うことがあります。
しかし、
ラベル変更。
容量変更。
箱変更。
価格改定に伴うセット内容変更。
があれば、写真も古くなる可能性があります。
実際に届くものとページ掲載写真が違わないよう、商品変更時は確認しましょう。
季節限定商品は早めに撮影する
季節商品では、
販売開始直前になって写真を用意しようとしても、
原料がない。
商品が完成していない。
撮影担当者の日程が合わない。
となる場合があります。
販売開始日から逆算して、
商品準備。
撮影。
画像編集。
ページ作成。
確認。
の期間を設けます。
商品撮影を効率よく進める
商品写真を撮る日を「制作日」として確保する
通常業務の合間に、
「時間ができたら写真を撮ろう」
とすると後回しになりがちです。
商品数が多い場合は、
午前中は商品A~E。
午後は使用場面。
のように撮影日を決めます。
必要な商品。
小物。
背景。
梱包材。
食器。
なども事前に準備します。
撮影前にカットリストを作る
当日になって、
「ほかに何を撮る?」
と考えると撮り忘れが出やすくなります。
簡単な一覧を作っておきます。
【例】
商品A
・正面
・裏面
・パッケージ開封
・商品単体
・手に持った写真
・食卓写真
・ギフト箱
・作り手
商品B
・正面
・中身
・断面
・使用場面
・包装状態
完璧な撮影指示書でなくても構いません。
必要な写真を事前に決めておきます。
商品ごとに同じ基本カットを揃える
10商品あるネットショップで、
商品A:
正面・中身・サイズ。
商品B:
雰囲気写真のみ。
商品C:
パッケージだけ。
とバラバラになっていると、比較しにくくなります。
基本として、
正面。
中身。
サイズ感。
など共通カットを決め、
商品ごとの特徴写真を追加する方法があります。
商品ページ全体にも統一感が出ます。
社撮影とプロ撮影をどう使い分けるか
プロへ依頼した方がよいケース
すべての写真をプロへ依頼する必要はありません。
スマートフォン撮影で十分な用途もあります。
一方、
・主力商品のメイン写真
・高価格帯商品
・ギフト商品
・広告で大きく使用する写真
・ブランドイメージを左右する写真
・料理のシズル感が重要な商品
などは、専門家へ依頼する価値があります。
自社撮影とプロ撮影を使い分けても構いません。
「全部プロ撮影」か「全部スマホ」の二択にしない
たとえば、
メイン写真。
ブランド写真。
ギフト写真。
はプロへ依頼。
入荷状況。
新商品の簡易写真。
SNS投稿。
は社内スマートフォン。
と分ける方法があります。
継続運用するECでは、
「毎回撮影費をかけないと更新できない」
状態も負担になります。
どの写真へ費用をかけるか決めましょう。
写真だけで商品の魅力を説明しきろうとしない
良い商品写真は重要です。
しかし、写真だけでは伝えにくいこともあります。
たとえば、
なぜこの素材を使っているのか。
どんな思いで作っているのか。
保存方法。
賞味期限。
おすすめの使い方。
などです。
写真。
見出し。
商品説明。
FAQ。
を組み合わせます。
写真の役割は、
「商品説明を全部代わりにすること」
ではありません。
動きが重要な商品は動画も検討する
写真だけでは、
使い方。
動き。
サイズ感。
製造工程。
が伝わりにくい商品もあります。
その場合は、
短い動画。
使用方法動画。
製造風景。
などを組み合わせる方法があります。
特にSNSや商品ページでは、写真と動画それぞれの特徴を使い分けます。
関連記事:写真だけでは伝わりにくい使用方法、製造工程、作り手の雰囲気などは、動画を組み合わせることで伝えやすくなる場合があります。
商品写真は公開後にも改善する
写真を撮った後は「初めて見る人」に確認してもらう
商品をよく知っている人ほど、
写真を見ただけで、
大きさ。
中身。
使い方。
を理解できます。
しかし、初めて見る人は分からないかもしれません。
そこで、
商品を詳しく知らない社員。
家族。
社内の別部署。
などに見てもらいます。
【確認したいこと】
何の商品に見える?
どのくらいの大きさだと思う?
何個入っていると思う?
どう使う商品か分かる?
ギフトに使えると思う?
購入前にほかに見たい写真はある?
こうした質問から不足している写真が分かります。
商品写真は公開後にも改善する
ネットショップを公開したら終わりではありません。
問い合わせで、
「箱のサイズは?」
「包装はどんな感じですか?」
「中身を見たいです」
という質問が何度も来る場合は、
商品ページで必要な情報が不足している可能性があります。
同じ質問が増えたら、
写真追加。
説明文追加。
FAQ追加。
を検討します。
実際のお客様からの質問をページ改善に使いましょう。
写真変更後の反応も確認する
写真を変えた場合、
以前と比べて、
商品ページの閲覧。
購入。
問い合わせ。
などがどのように変わったか確認します。
必ず写真だけが原因とは限りません。
価格。
広告。
季節。
在庫。
なども影響します。
それでも、
「撮って終わり」
ではなく、実際の販売結果を見ながら改善することが大切です。
ネット通販の商品写真チェックリスト
撮影前
・誰が購入する商品か整理した
・購入前に聞かれそうなことを書き出した
・必要な写真を一覧にした
・撮影用の商品を準備した
・ギフト資材も準備した
・背景や撮影場所を決めた
基本写真
・商品全体が分かる
・パッケージが分かる
・中身が分かる
・内容量がイメージできる
・サイズ感が分かる
・特徴のアップがある
・使用場面が分かる
配送・ギフト
・実際の包装状態が分かる
・ギフト箱が分かる
・自宅用との違いが分かる
・商品に含まれない小物が誤解を招かない
・実際に届く状態と大きく違わない
地域商品の魅力
・作り手の写真がある
・製造工程を見せられる
・素材を見せられる
・地域との関係が分かる
・単なる風景写真で終わっていない
スマートフォン撮影
・レンズを確認した
・明るさを確認した
・影が強すぎない
・背景が商品より目立っていない
・撮影日が変わっても見た目を揃えた
・写真が暗すぎたり白飛びしていない
公開前
・スマートフォンでも見やすい
・1枚目だけで何の商品か分かる
・同じような写真ばかりになっていない
・重要情報を画像だけにしていない
・現在販売しているパッケージと一致している
・初めて見る人にも確認してもらった
まとめ:商品写真は「きれいに撮る」より「買う前に知りたいことを見せる」
ネット通販の商品写真を準備する時、
「どうすればおしゃれに撮れるか」
から考えたくなることがあります。
もちろん、魅力的に見えることは重要です。
しかし、それと同じくらい大切なのが、
「購入前に知りたいことが分かること」
です。
商品全体。
中身。
サイズ。
内容量。
使った様子。
特徴。
ギフト包装。
作り手。
製造工程。
など、商品の特徴に合わせて必要な写真を用意します。
最初から大量の写真を撮る必要はありません。
まず、
「お客様がこの商品を買う前に何を確認したいか」
を書き出してみましょう。
その疑問に、
写真で答えた方が分かりやすいもの。
文章で答えた方が分かりやすいもの。
を分けます。
また、スマートフォン撮影でも、
光。
背景。
商品の状態。
構図。
を整えるだけで見え方は変わります。
一方、ブランドの中心となる写真や広告で大きく使用する写真などは、必要に応じて専門家へ依頼する方法もあります。
大切なのは、
プロが撮ったか。
スマートフォンで撮ったか。
だけではありません。
お客様が、
「どんな商品なのか分かった」
「届く状態を想像できた」
「自分が使う場面をイメージできた」
と思えることです。
地域商品には、
商品の見た目だけではなく、
作り手。
素材。
土地。
製造工程。
という背景があります。
こうした情報も写真で伝えることで、
単なる商品スペックだけでは伝わらない魅力を届けることができます。
商品写真を、
ネットショップを飾るためのもの。
ではなく、
「お客様が安心して商品を選ぶための情報」
として整理する。
それが、地域商品の魅力をネット上で伝え、購入につなげるための基本になります。
販路開拓でお悩みの方へ
ローカルブランディング株式会社では、九州の中小企業・生産者向けに、ふるさと納税・販路開拓支援「モノサポ」を提供しています。
出品することだけを目的にせず、地域商品の商品ページ、写真、説明文、価格設計、出荷体制などを確認し、継続して販売できる状態づくりを支援しています。
「商品の良さはあるが、写真で魅力を伝えられていない」
「ネット通販の商品ページをどう改善すればよいか分からない」
「ふるさと納税の商品写真や説明文を見直したい」
「EC・ふるさと納税・卸など販路全体を整理したい」
といった場合も、現在の商品や販売方法を確認しながら、改善する内容を整理します。
関連ページ:販路開拓支援や各種サービスについて、相談前によくいただく質問は「よくある質問」にまとめています。
販路開拓や地域商品の見せ方についてお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
