地域商品をネット通販する前に確認したい送料・梱包の考え方|「売れても利益が残らない」を防ぐ方法

地域の商品を、ネットショップでも販売したい。
実店舗やふるさと納税だけではなく、
「全国のお客様へ直接届けられたら」
と考えてECを始める。
関連記事:ネット通販だけでなく、県外の小売店などへ販路を広げたい場合は、「地域の商品だから」という魅力だけでなく、どの売場・顧客と相性がよいのかを整理することも重要です。
商品ページを作る。
写真を用意する。
価格を決める。
決済方法を設定する。
ここまでは比較的イメージしやすいでしょう。
一方で、販売開始後に想定外になりやすいのが、
「送料と梱包」
です。
たとえば、
商品価格は2,000円。
原価を確認して利益も確保できる価格にした。
ところが実際には、
・段ボール
・緩衝材
・保冷剤
・発送作業
・配送会社への送料
まで含めると、思っていたほど利益が残らない。
さらに、
「5,000円以上送料無料」
と設定したところ、遠方からの注文ほど送料負担が大きくなった。
1個だけなら入る箱に、2個では入らず送料区分が変わった。
夏場だけ冷蔵配送が必要になった。
といったこともあります。
ネット通販では、
「商品が売れたか」
だけを見るのではなく、
「商品をお客様へ届けた後に、いくら残るか」
まで確認することが重要です。
特に地域商品では、
・食品
・瓶
・箱菓子
・ギフト
・冷蔵品
・冷凍品
など、配送条件が商品によって大きく異なります。
大切なのは、
「送料を安くすること」
だけではありません。
商品価格。
送料。
梱包。
注文数量。
配送地域。
を合わせて、継続して販売できる条件を作ることです。
この記事では、地域商品をネット通販で販売したい中小企業・生産者・商品販売事業者向けに、EC開始前に確認したい送料・梱包費、送料無料ライン、複数購入、常温・冷蔵・冷凍配送などの考え方を解説します。
商品価格だけで利益を計算しない
ネット通販の商品価格を決める時、
販売価格-商品原価=利益
と考えていないでしょうか。
ECでは、それ以外にも商品を届けるための費用が発生します。
たとえば、
・商品原価
・箱
・袋
・緩衝材
・テープ
・ラベル
・保冷剤
・配送費
・決済手数料
・ECサービス利用料
・発送作業
などです。
すべての商品で同じ費用が発生するわけではありません。
しかし、
「販売価格から商品原価を引いた金額」
だけを見ていると、実際の利益との差が大きくなる可能性があります。
まず1件発送すると何円かかるか確認する
ECを始める前に、一度実際に商品を梱包してみましょう。
たとえば、
商品価格:3,000円
だった場合でも、
【例】
商品原価:1,200円
箱・梱包材:200円
決済等の費用:150円
配送費:900円
であれば、
商品原価だけを見た場合と、
発送まで含めた場合では大きく変わります。
さらに自社で送料を負担する場合、配送地域によって費用が変わります。
まず、
「この商品を1件発送すると、実際に何円かかるのか」
を確認しましょう。
梱包資材も原価として考える
段ボールや緩衝材は、一つひとつを見ると小さな金額です。
そのため、
「梱包費はそれほどかからない」
と考えやすい部分です。
しかし、
段ボール:120円
緩衝材:40円
テープ・シール等:20円
合計180円
だった場合、
月100件なら18,000円。
月500件なら90,000円。
になります。
特に、
・ギフト箱
・包装紙
・リボン
・手提げ袋
・保冷バッグ
などを使用する商品は、梱包資材費も確認しておきましょう。
梱包にかかる「作業時間」も見落とさない
ネット通販では、
商品を箱へ入れる。
だけではありません。
注文内容を確認する。
商品を集める。
包装する。
伝票を発行する。
送り状を貼る。
配送会社へ渡す。
などの作業があります。
1件10分なら、
100件で約1,000分。
つまり約16時間以上です。
注文数が少ないうちは、通常業務の中で対応できるかもしれません。
しかし販売が伸びるほど、
「誰が発送作業をするのか」
も問題になります。
送料だけでなく、出荷作業まで含めて考えましょう。
商品サイズを梱包後の状態で確認する
配送費は、
「商品の大きさ」
ではなく、
「梱包後の荷物」
によって決まる場合があります。
商品だけなら小さい。
しかし、
壊れないように緩衝材を入れる。
ギフト箱へ入れる。
段ボールへ入れる。
ことでサイズが大きくなる。
というケースです。
EC開始前に、
商品を実際に梱包した状態で、
・縦
・横
・高さ
・重量
を確認しておきましょう。
1個注文と2個注文で箱が変わる場合がある
見落としやすいポイントです。
たとえば、
商品1個:
小さい箱で発送可能
商品2個:
同じ箱に入らない
商品3個:
さらに大きい箱が必要
ということがあります。
その場合、
1個購入時。
2個購入時。
3~4個購入時。
で送料が変わる可能性があります。
ネットショップの送料設定が、
「商品数に関係なく一律」
になっていると、自社負担が増えることがあります。
複数購入される可能性がある商品は、数量ごとの梱包も試してみましょう。
セット商品は最初から梱包まで設計する
複数商品を販売していると、
「3個セット」
「人気商品詰め合わせ」
などを作ることがあります。
その時、
商品を選んでから箱を探す。
のではなく、
「どの箱で送るか」
までセットで考えると管理しやすくなります。
【例】
3,500円セット
↓
60サイズで発送
5,500円セット
↓
80サイズで発送
のように整理します。
セット販売は客単価を上げる方法にもなりますが、梱包サイズが変わることで配送費が上がる場合もあります。
「送料無料=無料で配送できる」ではない
ネット通販では、
「送料無料」
という表現をよく見ます。
もちろん、配送会社が無料で届けているわけではありません。
送料を、
販売者側が負担する。
または、
商品価格等の中で吸収する。
ということです。
送料無料にする場合は、
「誰が送料を負担しているか」
を考える必要があります。
送料無料ラインを何となく決めない
ECサイトで、
「5,000円以上送料無料」
「10,000円以上送料無料」
などを設定することがあります。
競合サイトを参考にすること自体は悪くありません。
しかし、自社商品の価格や配送費によって適切なラインは変わります。
たとえば、
平均商品単価:1,500円
平均配送費:900円
の場合と、
平均商品単価:5,000円
平均配送費:700円
の場合では、同じ5,000円送料無料でも意味が違います。
確認したいのは、
・平均注文単価
・粗利
・平均送料
・一度に購入される数量
です。
送料無料ラインは客単価を上げる効果もある
たとえば、
現在の購入額:4,300円
送料無料:5,000円以上
であれば、
「あと700円なら別の商品も買おう」
となる可能性があります。
そのため送料無料ラインは、
単に送料を販売者側が負担する制度ではなく、
「追加購入を促す仕組み」
として使われる場合があります。
ただし、追加購入によって箱が大きくなり送料まで上がる場合は、利益計算も変わります。
「全国一律送料」が本当に適切か確認する
ネットショップでは、
全国一律○○円
という送料設定が分かりやすい方法です。
お客様側にも送料を理解してもらいやすくなります。
一方で、発送元から遠い地域では配送費が高くなることがあります。
たとえば九州から発送する場合、
近隣地域。
関東。
北海道。
沖縄。
離島。
では配送条件が異なる可能性があります。
実際の契約運賃を確認したうえで、
・全国一律
・地域別
・一部地域のみ追加送料
など、どの方法が自社に合うか検討します。
北海道・沖縄・離島の条件を確認する
ネットショップを公開してから、
「沖縄への注文が入ったが、想定より送料が高かった」
ということもあります。
特に送料無料商品では注意が必要です。
事前に配送会社へ、
・北海道
・沖縄
・離島
への料金や条件を確認しておきましょう。
必要であれば、
「一部地域は追加送料が発生します」
などを分かりやすく表示します。
注文後になって突然追加料金を案内するより、購入前に分かる状態にしておく方が安心です。
常温・冷蔵・冷凍を分けて考える
食品を扱う場合は特に重要です。
同じ商品価格でも、
常温配送。
冷蔵配送。
冷凍配送。
では配送費や梱包方法が変わります。
【確認したいこと】
・配送温度帯
・追加料金
・保冷剤
・保冷資材
・発送可能日
・賞味期限
・到着までの日数
などです。
季節によって温度帯を変更する商品もあるかもしれません。
その場合は、夏季と冬季の条件を分けて確認します。
常温商品と冷蔵商品を同時購入された時を想定する
複数商品を扱う場合、
常温商品。
冷蔵商品。
冷凍商品。
を同じECサイトで販売することがあります。
その時に確認したいのが、
「一緒に注文されたらどう発送するか」
です。
たとえば、
常温商品+冷蔵商品
↓
冷蔵便へまとめる
のか。
常温便と冷蔵便へ分ける
のか。
によって、送料や梱包が変わります。
ネットショップ側でどのように送料計算できるかも確認しておきましょう。
冷凍商品と常温商品を何でも同梱しない
配送コストを下げるため、
「全部一つの箱で送ればよい」
と考えることがあります。
しかし商品によっては、温度帯を変えることで品質へ影響する可能性があります。
商品の保存条件や品質を優先し、
「どの商品とどの商品なら同梱できるか」
を整理しておきましょう。
瓶・陶器など壊れやすい商品はテスト発送する
瓶入りの商品。
陶器。
ガラス容器。
壊れやすい菓子。
などは、実際に発送してみることをおすすめします。
社内で梱包した時には問題なく見えても、
配送中には、
・振動
・落下
・積み重ね
などがあります。
可能であれば、
実際の梱包状態でテスト発送。
↓
到着時に確認。
↓
必要なら緩衝材や箱を変更。
という流れで確認します。
梱包を強くしすぎるとコストも増える
破損を避けようとして、
大きな箱。
大量の緩衝材。
二重梱包。
にすると安全性は上がります。
一方、
箱が大きくなる。
↓
送料区分が上がる。
↓
資材費も増える。
という場合があります。
必要な安全性を確保しながら、過剰包装になっていないかも確認しましょう。
商品写真と届いた状態を一致させる
ECの商品ページでは、
きれいな箱。
ギフト包装。
手提げ袋。
などが写っていることがあります。
しかし実際には、
「手提げ袋は付かない」
「ギフト包装は別料金」
という場合があります。
写真を見たお客様が、
「この状態で届く」
と誤解しないようにします。
梱包・包装条件を商品ページにも分かりやすく記載しましょう。
ギフト対応は「無料で当然」にしない
地域商品は、
お中元。
お歳暮。
手土産。
贈答品。
として購入されることがあります。
そのため、
・包装
・熨斗
・メッセージカード
・手提げ袋
などを求められることがあります。
一つひとつは小さな対応でも、注文数が増えると作業負担になります。
無料対応する。
有料オプションにする。
対応しない。
どれでも構いません。
重要なのは、事前にルールを決めて表示することです。
「贈り主と届け先が違う注文」を想定する
ギフト通販では、
購入者。
届け先。
が別になることがあります。
その場合、
納品書を入れてよいのか。
金額が分かるものを入れないのか。
送り主名をどう表示するのか。
などを確認しておきます。
ギフト需要がある商品ほど、発送作業のルールを事前に整理しましょう。
同じ商品でも自宅用とギフト用を分ける方法もある
【例】
自宅用:
簡易包装
送料負担を抑える
ギフト用:
専用箱
包装
熨斗対応
というように商品を分ける方法があります。
自宅用のお客様へ過剰な包装をせず、ギフト利用者には必要な付加価値を提供できます。
商品価格も分けて設計できます。
「送料が高い」と感じるのは商品価格との比較でも変わる
たとえば、
500円の商品に送料900円。
と、
5,000円の商品に送料900円。
では、同じ送料でも受け取られ方が違います。
低単価商品を1個だけ販売するECでは、
「送料の方が高い」
状態になることもあります。
その場合、
・セット販売
・最低購入金額
・複数個販売
・送料無料ライン
などを検討できます。
ただし、お客様に不要な数量を買わせることが目的にならないようにします。
低単価商品ほどセット販売との相性を確認する
1個500円の商品をネット通販する場合、
単品注文では送料負担が大きく見えます。
そこで、
3個セット。
6個セット。
おすすめ詰め合わせ。
などを作る方法があります。
客単価だけでなく、
「商品価格に対する送料の割合」
を下げやすくなります。
地域商品では、複数種類を試せるセット自体が購入理由になることもあります。
送料込み価格にする方法もある
商品価格3,000円。
送料800円。
と分ける方法以外に、
送料込み3,800円。
と見せる方法もあります。
ただし、配送地域によって実際の送料が違う場合は注意が必要です。
また、複数個購入時に送料を二重に含んだような価格設計にならないかも確認します。
どちらが正解ということではなく、自社商品の購入方法に合わせて決めます。
モールと自社ECでは送料設計が違う場合がある
自社ネットショップ。
ECモール。
ふるさと納税。
卸販売。
など、複数の販路を持つ場合があります。
それぞれ、
・手数料
・送料負担
・出荷方法
・価格表示
が異なることがあります。
そのため、
「自社ECで利益が出る価格」
が、
ほかの販路でも同じとは限りません。
販路ごとに収支を確認しましょう。
関連記事:ECだけでなく小売店への卸販売も行う場合は、販売価格と卸価格、最低発注数、送料負担などを販路ごとに整理しておきましょう。
ふるさと納税と通常通販の発送を同じように考えない
同じ商品を、
ネットショップ。
ふるさと納税返礼品。
で発送している場合でも、運用条件が異なることがあります。
注文情報の受け取り方。
発送時期。
伝票。
連絡方法。
梱包指定。
などです。
商品が同じだからといって、完全に同じ発送工程になるとは限りません。
販路別の作業も確認します。
「発送件数が増えた時」を想定する
最初は、
1日1~2件。
なら問題なく発送できるでしょう。
しかし、
SNSで紹介された。
テレビで紹介された。
ふるさと納税の需要期になった。
キャンペーンを実施した。
ことで、一気に注文が増える可能性があります。
【確認したいこと】
・1日何件まで梱包できるか
・資材在庫はあるか
・商品の在庫はあるか
・配送会社の集荷時間
・誰が伝票を作るか
・問い合わせ対応は誰が行うか
などです。
「売れたら考える」
だけでは、注文が増えた時に現場が混乱する場合があります。
梱包資材の在庫切れにも注意する
商品在庫は確認していても、
段ボール。
ギフト箱。
シール。
緩衝材。
などがなくなれば発送できません。
特にオリジナル箱は、追加発注から納品まで時間がかかる場合があります。
【管理例】
商品在庫。
梱包資材在庫。
発注点。
納期。
を一緒に確認します。
オリジナル箱を最初から大量に作りすぎない
ブランドイメージを高めるため、
ロゴ入りの専用段ボール。
オリジナルギフト箱。
を作りたくなることがあります。
効果的な場合もあります。
一方、EC開始前から大量に発注すると、
・思ったより注文が少ない
・商品構成が変わった
・箱サイズを変更したい
・デザインを変えたい
となった時に在庫が残ります。
最初は既製箱+シールなどで試し、注文状況を見ながら専用資材を検討する方法もあります。
梱包は「ブランド体験」にもなる
コストだけを考えて梱包を簡素化しすぎると、商品によっては魅力が伝わりにくくなることがあります。
特に、
・ギフト
・地域ブランド商品
・高価格帯商品
では、
箱を開けた時の見え方。
商品説明。
お礼状。
などが購入体験の一部になります。
ただし、
豪華にすればよい。
ということではありません。
商品価格と顧客の期待に合う梱包を考えましょう。
同梱物を増やしすぎない
商品と一緒に、
・会社案内
・商品カタログ
・チラシ
・SNS案内
・次回購入案内
・お礼状
を入れることがあります。
それぞれ目的はあります。
しかし多すぎると、読まれず廃棄される可能性があります。
「何をしてほしいか」
を絞りましょう。
たとえば、
今回の商品について知ってほしい。
↓
商品説明カード。
次回購入につなげたい。
↓
ネットショップ案内。
レビューをお願いしたい。
↓
レビュー導線。
というように目的を決めます。
リピート購入時の送料も考える
初回購入を獲得するため、
初回送料無料。
クーポン。
などを実施することがあります。
その場合、
2回目は通常送料。
となった時に購入が止まる可能性があります。
初回だけでなく、
「継続購入しやすい送料設計か」
も確認しましょう。
特に消耗品や食品など、リピートが期待できる商品では重要です。
小売店との卸取引でも、初回注文だけでなく追加発注しやすいロットや送料条件を考えることが、継続取引につながります。
定期購入を始める前に発送コストを確認する
毎月届ける商品であれば、
送料は毎月発生します。
たとえば、
月3,000円の商品。
毎月送料900円。
では、年間の配送負担も大きくなります。
定期便では、
・配送頻度
・商品数量
・箱サイズ
・まとめ配送
なども合わせて設計します。
「売上」ではなく「注文1件あたり」で確認する
ECの売上が、
月10万円。
20万円。
と増えると成果を感じます。
しかし確認したいのは、
「1件売れるといくら残るのか」
です。
【確認例】
平均注文額
-商品原価
-梱包資材
-送料負担
-決済等の費用
=注文1件あたりに残る金額
厳密な管理方法は会社によって異なりますが、少なくとも販売価格だけで判断しないようにします。
商品別に採算が違うこともある
同じネットショップでも、
A商品:
小型・常温・利益が残りやすい
B商品:
大型・冷蔵・送料負担が大きい
C商品:
低単価で単品注文が多い
という違いがあります。
サイト全体の売上だけを見ると、どの商品が利益を出しているか分からない場合があります。
商品ごとの配送条件も確認しましょう。
よく売れる商品ほど赤字になっていないか確認する
キャンペーン対象商品。
送料無料商品。
低価格のお試しセット。
が大量に売れた。
しかし実際には配送費負担が大きく、利益がほとんど残っていなかった。
ということも考えられます。
「売れ筋=利益商品」
とは限りません。
販売数が多い商品ほど、1件あたりの収支を確認する価値があります。
返品・再発送も一定数発生する可能性がある
配送では、
・住所不備
・受取辞退
・長期不在
・破損
・誤発送
などによって再発送や返品が発生する可能性があります。
すべて防げるわけではありません。
一方、
住所確認。
梱包改善。
出荷前チェック。
などで減らせるケースもあります。
再配送が起きた場合の送料負担や対応ルールも決めておくと現場が迷いません。
出荷ミスを防ぐチェック方法を決める
注文数が増えると、
Aさんの商品をBさんへ送った。
数量が違った。
ギフト指定を見落とした。
といったミスのリスクも高まります。
【例】
- 注文票を確認
- 商品を準備
- 梱包前に商品名・数量確認
- 送り状と注文者を確認
- 出荷済みに変更
といった簡単なチェックでも構いません。
発送担当者だけの記憶に頼らないようにします。
ネット通販開始前の送料・梱包チェックリスト
商品
・商品の縦・横・高さを確認した
・重量を確認した
・常温/冷蔵/冷凍を確認した
・破損しやすさを確認した
・複数個購入時の梱包を試した
梱包
・使用する箱を決めた
・梱包後のサイズを確認した
・緩衝材を決めた
・資材単価を把握した
・ギフト包装の条件を決めた
・梱包に必要な作業時間を確認した
送料
・配送会社の料金を確認した
・地域別料金を確認した
・北海道・沖縄・離島を確認した
・冷蔵・冷凍追加料金を確認した
・送料無料ラインの採算を確認した
・複数購入時の送料を確認した
ECサイト
・送料設定が実際の配送条件と合っている
・温度帯の違う商品を同時購入した場合を確認した
・送料無料条件を分かりやすく表示した
・一部地域の追加送料を表示した
・ギフト条件を表示した
出荷体制
・注文確認担当を決めた
・梱包担当を決めた
・発送日を決めた
・集荷時間を確認した
・注文急増時の対応を考えた
・梱包資材の在庫も管理している
採算
・商品原価だけで利益を見ていない
・梱包資材を含めた
・送料負担を含めた
・EC・決済等の費用を確認した
・注文1件あたりに残る金額を確認した
・商品別の配送コストも確認した
まとめ:ネット通販は「売れる商品」だけでなく「無理なく届けられる商品」にする
地域商品をネット通販で全国へ届けられることは、大きな販路拡大の可能性があります。
実店舗だけでは出会えなかったお客様。
県外のお客様。
旅行後にもう一度購入したいお客様。
などとも接点を持てます。
一方で、ECでは、
「注文が入った後」
の設計も重要です。
商品価格。
送料。
梱包資材。
発送作業。
配送地域。
温度帯。
を確認せず販売を始めると、
「商品は売れているのに利益が残らない」
という状態になる可能性があります。
まず一度、
実際の商品を梱包してみましょう。
箱はいくらか。
何サイズになるか。
送料はいくらか。
何分かかるか。
を確認します。
さらに、
1個購入。
複数購入。
ギフト。
北海道・沖縄。
冷蔵・冷凍。
など、注文パターンを変えて考えます。
送料無料にする場合も、
「ほかのショップがやっているから」
だけで決めず、
平均注文額。
粗利。
配送費。
を見て判断しましょう。
また、注文数が増えれば、
梱包する人。
資材。
在庫。
伝票作成。
問い合わせ。
などの仕事も増えます。
ECの成功は、
商品ページから注文が入ること。
だけではありません。
注文を受ける。
↓
正しく梱包する。
↓
無理のない送料で届ける。
↓
利益を残す。
↓
また購入してもらう。
という流れまで継続できることが重要です。
「全国へ売れるようにする」
と同時に、
「全国へ無理なく届け続けられる状態を作る」。
送料と梱包を販売開始前から整理しておくことが、地域商品のネット通販を継続的な販路へ育てるための重要な土台になります。
販路開拓でお悩みの方へ
ローカルブランディング株式会社では、九州の中小企業向けに販路開拓支援「モノサポ」を提供しています。
新しい取引先の開拓だけではなく、地域商品の見せ方、EC販売、商品資料、バイヤー商談、取引条件、商品PRなど、商品を継続的に販売するための実務を支援しています。
「ネット通販を始めたいが、送料や価格設定に迷っている」
「商品は売れているが、配送費まで含めると利益が分からない」
「地域商品を県外へもっと販売したい」
「EC・卸・ふるさと納税など販路ごとの整理をしたい」
といった場合も、現在の商品や販売方法を確認しながら、優先して改善する内容を整理します。
各種支援に関するよくある質問もご確認いただけます。
販路開拓や商品PRについてお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
