ふるさと納税の返礼品は利益が残る?|出品前に確認したい原価・供給量・出荷体制

「ふるさと納税に出品すれば、新しい売上につながりそう」
「全国の人に商品を知ってもらえるなら挑戦してみたい」
そう考える一方で、
「実際に利益は残るのだろうか」
「注文が増えても、今の人数で発送できるだろうか」
と不安を感じる事業者もいるのではないでしょうか。
ふるさと納税は、地域の商品を全国の人に知ってもらうきっかけになる販路の一つです。
売上や新しい顧客との接点だけでなく、自社の商品を通じて地域の魅力を伝え、地域外の人にその地域を知ってもらうことも、返礼品を提供する意味の一つです。
ただし、
返礼品として登録されること。
ポータルサイトへ掲載されること。
寄附が入ること。
と、
事業として利益を残しながら継続できること。
は別です。
たとえば、多くの注文が入っても、
商品原価が高い。
梱包に手間がかかる。
発送準備へ想定以上の時間がかかる。
繁忙期には商品を作れない。
保管場所が足りない。
という状態では、売上以上に現場の負担が大きくなる可能性があります。
また、送料、梱包、商品撮影、ポータルサイトへの掲載などを誰が担当し、どの費用を負担するかは、自治体や中間事業者の運用によって異なります。
そのため、
「ふるさと納税では、この費用は必ず事業者負担になる」
と一律に考えるのではなく、出品する自治体・中間事業者の条件を確認したうえで採算を考えることが重要です。
この記事では、ふるさと納税への出品を検討している中小企業・生産者向けに、
1件出荷した時にどの程度利益が残るのか。
何件まで無理なく供給・出荷できるのか。
誰が日常の運用を担当するのか。
そして、自社の商品を通じて地域とどのような関係を作っていきたいのか。
という視点から、出品前に確認したいポイントを整理します。
先に結論:「何件売れるか」より「何件まで利益を残して回せるか」を考える
ふるさと納税への出品を考える時、
「何件くらい寄附が入るのか」
が気になると思います。
もちろん、件数は重要です。
しかし、その前に確認したいのが、
1件対応すると、どの程度利益が残るのか。
月に何件まで、無理なく商品を供給・出荷できるのか。
の2つです。
仮に多くの注文が入っても、1件対応するたびにほとんど利益が残らなければ、現場だけが忙しくなる可能性があります。
反対に、1件当たりの採算に問題がなくても、
月50件までしか追加で製造できない商品に、短期間で数百件の注文が入る。
となれば、既存顧客への供給や通常業務へ影響する可能性があります。
ふるさと納税では、
「売れるか」
だけではなく、
「売れた時に利益を残しながら、品質を維持して対応できるか」
まで確認することが大切です。
そのため出品前には、
採算。
供給量。
梱包。
出荷。
管理。
をセットで考えます。
地域に貢献したいという思いがあったとしても、事業者側が無理をして続けられなくなってしまえば、長期的な取り組みにはなりません。
地域への貢献を続けるためにも、事業として継続できる形を作ることが重要です。
返礼品の採算は「寄附額」ではなく自社に残る金額で考える
ふるさと納税のポータルサイトには、
10,000円。
15,000円。
30,000円。
などの寄附額が表示されています。
しかし、返礼品提供事業者が採算を確認する際に、寄附額そのものを自社の売上として考えるわけではありません。
確認したいのは、
自治体等との取り決めに基づき、返礼品提供事業者へ支払われる金額はいくらか。
その商品を1件提供するために、自社ではどの程度のコストが発生するのか。
です。
考え方としては、
自社へ支払われる金額
から、
商品原価。
自社負担となる梱包・配送関連費用。
出荷作業等に必要な社内コスト。
その他の自社負担費用。
を差し引いて確認します。
ただし、何を事業者が負担するかは自治体・中間事業者によって異なります。
送料を自治体側で負担する場合。
指定の配送方法がある場合。
事業者が梱包資材を用意する場合。
中間事業者が商品撮影やページ制作を事業者への追加負担なしで支援する場合。
などがあります。
まず、
「自社が実際に負担するものは何か」
を確認してから計算することが重要です。

出品前に確認したい6つのコスト
返礼品の採算を見る時に、商品原価だけで判断すると実際の負担との差が出やすくなります。
少なくとも次の6つを確認しておきましょう。
1. 商品原価
最初に確認するのは、返礼品そのものの原価です。
原材料。
仕入れ。
加工。
製造に必要な資材。
などを整理します。
既存商品だから原価は分かっている。
と思っていても、
通常販売とは容量が違う。
セット商品にする。
返礼品専用の内容にする。
という場合は、1セット当たりで改めて計算します。
2. 包装・梱包資材
見落としやすいのが梱包です。
段ボール。
化粧箱。
袋。
緩衝材。
保冷材。
シール。
同封物。
などがあります。
1件では小さな金額でも、件数が増えると負担は大きくなります。
また、
贈答用として見せたい。
冷蔵・冷凍で安全に届けたい。
複数商品を一つの箱へ入れたい。
といった条件によっても必要な資材が変わります。
3. 送料などの配送関連費用
送料等の負担については、出品する自治体・中間事業者へ確認します。
事業者が負担するのか。
自治体側で手配されるのか。
指定の配送会社があるのか。
冷蔵・冷凍等で条件が変わるのか。
などです。
事業者が直接負担しない費用を、自社負担額として重ねて計上しないようにします。
反対に、自社で負担する費用を計算から漏らすと、
「想定していたより利益が残らない」
という原因になります。
4. 出荷作業にかかる時間
費用として見えにくいのが、社員や経営者の作業時間です。
受注を確認する。
商品を準備する。
箱を組み立てる。
梱包する。
送り状等を確認する。
発送する。
必要なシステム処理を行う。
といった仕事があります。
仮に1件10分としても、60件あれば合計600分です。
実際にはまとめて作業することで効率化できる場合もありますが、
「今いる社員がやるからコストはゼロ」
とは考えない方がよいでしょう。
発送作業へ使う時間は、本来別の仕事に使えた時間でもあります。
5. 保管・冷蔵・冷凍などの設備負担
商品によっては、
冷蔵庫。
冷凍庫。
倉庫。
梱包資材の置き場所。
完成品の保管場所。
なども必要です。
少ない件数では問題がなくても、注文が増えると現在の設備だけでは対応できなくなる可能性があります。
その場合、
設備を追加するのか。
生産量を制限するのか。
発送日を調整するのか。
まで考えます。
6. 必要に応じて利用する外部支援の費用
自社だけでは難しい場合、
写真撮影。
デザイン。
商品設計。
運用支援。
などを外部へ依頼することがあります。
ただし、ふるさと納税では自治体・中間事業者が、商品撮影や商品ページ制作などを事業者への追加負担なしで支援している場合もあります。
最初から有料で外注するのではなく、
自治体・中間事業者が何を支援してくれるのか。
自社で対応できるものは何か。
それでも不足するものは何か。
を確認したうえで外部支援を検討します。

1件当たりの採算を仮計算してみる
最初から精密な損益計算を作る必要はありません。
まず、
「1件対応すると、おおよそどの程度残りそうか」
を確認します。
仮に、
自治体等との取り決めに基づき自社へ支払われる金額:3,500円
商品原価:1,500円
梱包資材:300円
出荷作業等の社内コスト:400円
その他の自社負担費用:200円
だったとします。
この場合、
3,500円
-1,500円
-300円
-400円
-200円
=1,100円
となります。
これは考え方を説明するための仮の数字です。
実際には、
何を事業者側が負担するのか。
どこまでを原価として管理するのか。
どの程度の作業時間が必要なのか。
外部費用が発生するのか。
などによって変わります。
重要なのは、
「寄附が1件入るといくらになるか」
ではありません。
「自社が1件対応することで、どのような負担が発生し、どの程度残るのか」
を見ることです。
利益と同じくらい「何件まで供給できるか」が重要
1件当たりの採算に問題がなくても、継続して商品を提供できなければ販路として安定しません。
出品前に、供給可能数と出荷可能数も確認します。
通常業務を続けながら何個作れるか
まず、
1日。
1週間。
1か月。
で何個作れるのかを確認します。
ここで見るべきなのは、工場や厨房の理論上の最大生産量だけではありません。
既存顧客。
店舗販売。
卸取引。
EC販売。
などの通常業務を続けながら、
「ふるさと納税へ追加でどの程度回せるのか」
を考えます。
繁忙期でも対応できるか
通常月だけで判断しないことも重要です。
自社商品の繁忙期。
既存取引先からの注文が増える時期。
ふるさと納税の出荷が増える時期。
が重なる可能性があります。
通常なら月500件まで作れても、
繁忙期には既存取引だけで大半の生産能力を使う。
という会社もあります。
最大生産量ではなく、
「繁忙期でも無理なく追加できる数量」
を確認します。
出荷作業を担当できる人数は足りているか
製造できても、発送できなければ対応できません。
誰が受注を確認するのか。
誰が商品を準備するのか。
誰が梱包するのか。
誰が送り状等を確認するのか。
誰が配送業者へ渡すのか。
を整理します。
少人数の会社では、
事務担当が受注確認。
製造担当が梱包。
経営者が発送対応。
というように兼任していることもあります。
注文が増えた時に、
「誰の通常業務へ最初に影響するか」
まで確認しておくと、現実的な上限を設定しやすくなります。
出荷管理システムを日常的に操作できるか
自治体・中間事業者の運用によっては、返礼品提供事業者が出荷管理システムを使って、受注や発送状況を確認します。
この場合、
受注内容を確認する。
出荷予定を確認する。
必要な発送処理を行う。
発送完了を確認する。
といった日常操作が必要になります。
担当者一人しか操作できない状態では、
休み。
退職。
繁忙期。
などの際に運用が止まる可能性があります。
可能であれば、複数人が日常的な操作をできる状態にしておくと安心です。
パソコン操作が得意でなくても、すべての機能を覚える必要はありません。
日常の出荷で必要になる操作から理解しておくことが重要です。
利益が残りにくい5つのパターン
採算を確認する際は、特に次のような状態に注意します。
1. 通常商品をそのまま返礼品にしようとしている
通常販売の商品が、そのまま返礼品として運用しやすいとは限りません。
容量。
個数。
箱サイズ。
梱包方法。
製造単位。
などによって採算や作業量が変わります。
たとえば、
複数個を一つのセットにした方が梱包しやすい。
既存の箱に収まる内容量にした方が作業効率が良い。
小分けにした方が受け取る側も使いやすい。
といった場合があります。
寄附者にとっての分かりやすさと、事業者側の提供しやすさの両方を考えます。
2. 商品原価だけを見ている
材料原価だけなら十分利益が残る。
しかし、
梱包。
発送準備。
システム操作。
管理。
人件費。
まで含めると利益が薄い。
という場合があります。
特に手作業が多い商品では、
「1件出荷するために何分必要か」
まで確認すると実態が見えやすくなります。
3. 注文が増えた後の人員を考えていない
出品前は、
「たくさん申し込まれればうれしい」
と思います。
しかし実際に注文が増えると、
通常業務が止まる。
発送ミスが増える。
残業が増える。
出荷予定に間に合わない。
という問題が起こる可能性があります。
「何件売りたいか」だけでなく、
「何件を超えると現場が回らなくなるか」
を確認します。
4. 在庫を持ちすぎる
注文へすぐ対応するために、商品を多めに作っておけば安心に見えます。
しかし、
賞味期限。
消費期限。
保管場所。
在庫。
廃棄。
といった問題もあります。
特に食品では、
「売れるかもしれないから大量に作る」
ではなく、製造リードタイムと供給可能数から無理のない在庫を考えます。
5. 売上・件数だけを目標にしている
他社の成功事例を見ると、
年間○千万円。
○万件出荷。
といった数字に目が向きます。
しかし会社ごとに、
原価。
商品。
人員。
設備。
既存販路。
が違います。
他社と同じ件数を目指す必要はありません。
自社にとって、
利益が残る。
本業へ大きな影響が出ない。
品質を維持できる。
無理なく続けられる。
という状態を優先した方が、長期的な販路として考えやすくなります。
売れそうでも出品方法を見直した方がよい場合
商品自体に魅力があっても、現在の条件のまま出品することが最適とは限りません。
利益がほとんど残らない
計算した結果、
件数が増えるほど現場負担だけが増える。
という状態なら、商品設計を見直します。
容量。
セット内容。
梱包方法。
提供条件。
などを変更できないか検討します。
それでも採算が取りにくければ、別の商品から始める選択肢もあります。
供給できる数量が少ない
月に提供できる数量が限られている商品もあります。
だからといって、必ず出品できないわけではありません。
限定数量や受付期間など、対応できる方法があるか自治体へ相談します。
重要なのは、無理に生産量を増やさないことです。
出荷する体制が整っていない
商品は作れる。
しかし、
梱包場所がない。
発送担当者が決まっていない。
必要な管理システムを操作できる人がいない。
という状態なら、まず運用体制を整えます。
「商品を作れること」と「返礼品として継続的に発送できること」は分けて考えます。
本業への影響が大きい
既存顧客への納品が遅れる。
店舗営業へ影響する。
従業員の残業が増える。
品質管理が難しくなる。
という状態であれば、ふるさと納税だけの売上で判断しない方がよいでしょう。
「ふるさと納税として売れるか」
ではなく、
「会社全体として無理なく続けられるか」
で判断します。
ふるさと納税に返礼品を提供する意味は、利益だけではない
ここまで、返礼品の原価や利益、供給量、出荷体制について説明してきました。
しかし、事業者がふるさと納税に取り組む理由は、利益だけではありません。
「自分たちの商品を通じて地域を知ってほしい」
「地元の商品や産業を全国の人に届けたい」
「自分たちの事業を通じて地域に貢献したい」
という思いから、返礼品の提供を検討する事業者もいます。
ふるさと納税では、地域外の人が返礼品をきっかけに、その地域や事業者を初めて知ることがあります。
商品そのものだけではなく、
どこで作られているのか。
どんな人が作っているのか。
その地域にはどんな特徴があるのか。
どのような技術や文化が受け継がれているのか。
といったことを知ってもらう接点にもなります。
返礼品を受け取ったことをきっかけに、
その事業者の商品に興味を持つ。
地域そのものに興味を持つ。
旅行や来訪のきっかけになる。
その後、別の販路から商品を購入する。
といった関係につながる可能性もあります。
その意味では、ふるさと納税は単に商品を発送する仕組みではなく、
「地域と地域外の人をつなぐ入口」
として考えることもできます。
一方で、
「地域貢献になるから、利益が少なくても続ける」
と考えすぎることには注意が必要です。
赤字になる。
通常業務へ大きな負担がかかる。
従業員の作業が増え続ける。
品質を維持できなくなる。
という状態では、長期的に返礼品を提供し続けることが難しくなります。
地域への貢献を続けるためにも、
事業者側に適切な利益が残ること。
無理なく製造できること。
安定して出荷できること。
働く人へ過度な負担をかけないこと。
が重要です。
利益を取るか。
地域へ貢献するか。
の二択ではありません。
利益を残しながら事業を続け、その商品や地域の魅力を長く全国へ伝えていく。
それも、返礼品提供事業者ができる地域貢献の一つです。
ふるさと納税への出品を考える時は、
「どのくらい売れるか」
だけでなく、
「自社の商品を通じて、地域とどのような関係を作っていきたいか」
という視点も持っておくとよいでしょう。
自社で整理できるなら、外部支援は必須ではない
ふるさと納税への出品に、必ず外部支援会社が必要なわけではありません。
たとえば、
自治体との相談が進んでいる。
商品原価を把握している。
自社負担になる費用が分かっている。
1件当たりの採算を確認できる。
月の供給可能数を把握している。
出荷担当者が決まっている。
必要な出荷管理システムを操作できる。
中間事業者の支援内容も理解している。
という場合は、自社と自治体・中間事業者で進められる可能性があります。
中間事業者が商品撮影やページ制作まで支援してくれるのであれば、その仕組みも活用できます。
外部支援を利用すること自体を目的にする必要はありません。
一方、
どの商品を返礼品候補にすればよいか決められない。
利益計算に自信がない。
原価以外に何を確認すればよいか分からない。
返礼品用のセット内容を決められない。
何件まで対応できるのか判断できない。
通常業務が忙しく、準備が進まない。
という場合は、出品前の整理だけ外部へ相談する方法があります。
最初から出品や長期契約を前提にせず、
「この商品を、この条件で始めても大丈夫そうか」
から確認することが大切です。

出品前の利益・供給・出荷体制チェックリスト
採算について
・自治体等との取り決めに基づき、自社へ支払われる金額を確認した
・1件当たりの商品原価を把握している
・梱包資材の費用を把握している
・送料等を誰が負担するか確認した
・出荷作業にかかる時間を把握している
・その他の自社負担費用を確認した
・1件対応した時にどの程度残るか試算した
供給について
・通常時に製造できる数量を把握している
・既存顧客への供給量を考慮している
・繁忙期の供給可能数を確認した
・原材料を安定して確保できる
・注文が増えた場合の受付上限を考えている
出荷について
・誰が受注を確認するか決まっている
・誰が梱包するか決まっている
・梱包・保管場所を確保できる
・必要な出荷管理システムを操作できる
・担当者が休んだ際の代替者を考えている
・件数が増えた時に通常業務へどの程度影響するか確認した
自治体・中間事業者へ確認すること
・返礼品提供事業者としての条件
・費用負担の範囲
・配送方法
・商品撮影の支援内容
・商品ページ制作の役割分担
・出荷時に使用するシステム
・受注から発送までの流れ
・商品内容を変更する際の手続き
・供給できない場合の連絡方法
すべてを最初から完璧に決める必要はありません。
分からない項目があれば、
自治体・中間事業者へ確認すること。
自社で整理すること。
外部へ相談すること。
に分ければ、次に何をすべきか見えやすくなります。
関連ページ:ふるさと納税だけでなく、卸取引や県外販売、自社販路まで含めて販売先を広げたい場合は「販路開拓関連」の記事もご覧ください。
まとめ:利益を残して続けることも、地域への貢献につながる
ふるさと納税は、地域の商品を全国へ届ける販路の一つです。
しかし、
返礼品として登録された。
多くの寄附が入った。
というだけで、事業者にとって成功とは言い切れません。
事業としては、
利益が残る。
品質を維持できる。
無理なく製造できる。
継続して出荷できる。
通常業務へ大きな負担をかけない。
という状態が重要です。
そのため出品前には、
1件対応するとどの程度残るのか。
通常業務を続けながら何件まで供給できるのか。
何件まで出荷できるのか。
誰が日常の管理をするのか。
を確認します。
また、送料、商品撮影、ページ制作、配送などの役割や費用負担は、自治体・中間事業者によって異なります。
自社だけで前提を決めず、実際の条件を確認してから採算を考えましょう。
そして、
売れれば売れるほど負担が増える。
既存事業へ影響する。
十分な利益が残らない。
という状態であれば、出品する商品やセット内容、供給方法を見直すことも必要です。
一方で、ふるさと納税へ返礼品を提供する意味は、利益だけではありません。
自社の商品をきっかけに地域を知ってもらう。
地域の商品や産業を全国の人へ届ける。
地域外の人との新しい接点を作る。
ことも、返礼品を提供する価値の一つです。
だからこそ、一時的に無理をして売上を増やすのではなく、継続できる形を作ることが大切です。
利益を残しながら無理なく返礼品を提供し続けることは、自社の事業を守るだけでなく、商品を通じて地域の魅力を長く発信していくことにもつながります。
ふるさと納税で最初に考えたいのは、
「何件売れるか」
だけではありません。
「この商品を、この体制で、利益を残しながら継続して提供できるか」
そして、
「この商品を通じて、地域の魅力をどのように届けていきたいか」
です。
「この商品で利益が残るのか」から確認したい方へ
ローカルブランディング株式会社では、九州の中小企業・生産者向けに、ふるさと納税・販路開拓支援「モノサポ」を提供しています。
モノサポでは、出品することを前提にするのではなく、
返礼品候補として検討できそうな商品か。
利益が残る設計になりそうか。
継続して供給できるか。
無理のない出荷体制を作れるか。
自治体・中間事業者の支援を利用したうえで、どの部分に追加支援が必要か。
を出品前に整理します。
自治体・中間事業者の支援だけで問題なく進められるのであれば、無理に外部支援を増やす必要はありません。
一方、
原価は分かるが、どこまで費用に入れて考えればよいか迷う。
どの商品・容量・セットで出すべきか決められない。
通常業務を続けながら何件まで対応できるか判断できない。
自社の商品をふるさと納税でどのように活かせるか整理したい。
という場合は、出品前診断で現在の商品と運用体制を確認できます。
実際の返礼品登録条件、費用負担、配送方法、必要な手続き等は自治体・中間事業者によって異なります。出品する際は、対象自治体・中間事業者の最新の案内をご確認ください。
関連ページ:ふるさと納税への出品前診断、支援範囲、費用、パソコン操作などについては「よくある質問」にまとめています。
